大学1年の頃、友人に勧められて『北の海』という青春小説を読んで以来、井上靖の作品に数多く接した。 今も自分の心の中にひっそりと座っている作中人物が一人いる。 『天平の甍』に登場する入唐留学僧、業行だ。大唐にある経典を書き写し、そのまま日本に…
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